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第4回 Young Composer’s Competition

第4回 Young Composer’s Competition
優秀作品 受賞者決定!
たくさんのご応募をいただき誠にありがとうございました。
全応募作品の中から、優秀作品に選ばれたのは、
山本哲也さんの「ギミックバッハ3(Gimmick Bach 3)」です。

「ギミックバッハ3(Gimmick Bach 3)」は10月26、27日の「Joe Hisaishi Presents Music Future Vol.9」で演奏します。


初演音源はこちらからお聴きいただけます。

◆第4回Young Composer’s Competition優秀作品
「ギミックバッハ3(Gimmick Bach 3)」
作曲者:山本哲也

編成:Violin/郷古 廉、Contrabass/城 満太郎、
Clarinet/マルコス・ペレス・ミランダ、Bassoon/向後 崇雄、
Trumpet/辻本 憲一、Trombone/青木 昂
山本哲也(Tetsuya Yamamoto)
1989年長野県生まれ。国立音楽大学大学院修士課程、マルセイユ地方音楽院、リヨン国立高等音楽院修士課程を修了。これまでに第14回オルレアン国際ピアノコンクールのA.シュヴィロン=Y.ボノー作曲賞(2020)、イル=ド=フランス国立管弦楽団主催の作曲コンクール「Île de créations 2018」優勝、第6回A.ドヴォルザーク国際作曲コンクール第1位(2015)、日本現代音楽協会第27回現音作曲新人賞(2010)などを受賞。2018年にはラジオフランスの番組「Création mondiale」にて30分の特集が放送された。現在は作曲活動の傍ら、リール地方音楽院とベルギー王立モンス音楽院にて指揮を学んでいる。
(WEB:http://www.tetsuyayamamoto.net/jp/index.html

審査員講評 ※五十音順

指揮者なしのアンサンブル、という今回の「お題」に対して、最も真摯に対峙した作品と思う。理知的な書法とユーモアにも好感。
足本 憲治(国立音楽大学准教授)
原点に戻ることを望みますが、いい音型が並んでいて演奏するのが楽しみな曲だと思います。
ナディア・シロタ
アイデアがあまり新鮮でない。そのアイデアによる作曲の結果もあまり魅力的とは言えない。
西村 朗(作曲家)
「ギミックバッハ」は非常に面白い作品で、遊び心に満ちたパワフルなリズムが使われている。出だしの部分では拍節を感じられるが、曲が進むにつれ作曲者は不意にさまざまな音を差し挟み、音の長さやテンポを変えた巧妙なバリエーションを展開させている。作曲者の忍耐強さにも感服する。途中、楽器を叩くことで発せられる木そのものの音を程よく生かし、とてもよく考えられたバランスの取れた作品となっている。等しい間隔で刻まれるリズムと規則に囚われないより自由に刻まれるリズムとのコントラストが絶妙ですばらしい。全体的に聞きごたえのある作品だ。
ニコ・ミューリー(作曲家)
個々のアイデアを活用しきれていないためフレーズが短い。こういうミニマル的(少ない音のアイデアを繰り返すという意味で)なアプローチをするには我慢して一つのアイデアに執着していくしかない。目先の変化にとらわれていると何を表現したいかわからなくなる。
久石 譲(作曲家)

募集要項

※応募受付は終了いたしました。
たくさんのご応募ありがとうございました。
募集作品
新鮮な魅力を持った現代曲であり「MUSIC FUTURE」のコンセプトに沿った実演奏可能な作品であること。
ミニマル的な作品だけでなく、広く実験的な作品を募集します。
そのうえ、聴衆と高いコミュニケーション能力をもつ作品が望ましい。
編成
Trumpet または Trombone をフューチャーした4重奏〜6重奏
  • Trumpet, Trombone 両方の使用も可。コンチェルトの形態にしないことが望ましい。
  • 指揮者はなし。使用楽器は下記《編成表》をご参照ください。
  • アンプや電子楽器、テープ等の録音素材の使用は不可とします。
演奏時間
7分〜10分以内
応募費用
無料
応募資格
国籍・経歴不問
35歳位まで
提出物
①応募用紙※すべてご記入ください


②フルスコア(総譜)1部
  • スコアには曲名と楽器編成を記載し、作曲者名(氏名)は記載しないこと。
  • 自筆またはコンピューターソフトによる鮮明なスコアである事。
  • 郵送の場合、A3サイズ以下で製本はせずにお送りください。
  • 演奏時間と速度表記(メトロノーム表示等)を具体的に記載すること。
  • 練習番号または小節数、各ページには通しページ数等を明記すること。
③デモ音源(MIDI音源等によるデモ音源を収録したCDまたはデータ)
④作曲ノート(日本語または英語にてご提出ください)

注意事項
  • 未発表かつ未出版でオリジナルの新作であること。他のコンテスト等に応募中の作品の応募は認められません。
  • 応募作品は、審査過程またはアーカイブ目的に音源の一部もしくは全部を公表する場合があります。
  • 受賞作品の作曲者は、原則としてリハーサル・公演(10/24~27)に立会うものとします。
  • 受賞作品の演奏会用楽譜(パート譜等)は主催者が作成し、演奏会終了後も保持します。
  • 受賞作品の著作権は作曲者に帰属します。受賞決定後に主催者と作曲者との間で利用許諾に関する契約を締結します。
応募締切
2022年8月31日(水)必着
※応募時の提出物は返却致しません。
著作権
受賞作品のすべての著作権は、作曲者に帰属します。
なお、受賞作品決定後、「MUSIC FUTURE Vol.9」での初演までに、
主催者と作曲者との間で作品の利用許諾に関する契約を締結するものとします。
募集要項のダウンロード

審査について

審査員(五十音順)
足本憲治(国立音楽大学准教授)、西村朗(作曲家)、ニコ・ミューリー(作曲家)、ナディア・シロタ(ヴィオリスト)、久石譲(作曲家)
審査方法
無記名の楽譜と音源の審査により、最終的に受賞作品1作品を選出します。
審査結果発表
一次審査通過作品は、9月上旬に音源の一部と作品名を発表し、
最終審査結果は、10月上旬に公式サイトで発表いたします。

賞金

優秀作品賞 30万円 (源泉徴収税を含む)
「MUSIC FUTURE Vol.9」(10/27 紀尾井ホール)公演内で世界初演、受賞者をコンサートへご招待します。
※遠方の受賞者には交通費・宿泊費の補助あり。

応募作品の送付先・お問い合わせ先

〒106-0031 東京都港区西麻布4-20-3 西麻布HOUSE 202 
株式会社ワンダーシティ内 YCC事務局

編成表

1 flute, 1 oboe, 1 clarinet, 1 bassoon, 1 horn, 1 trumpet,
1 trombone, 1 percussion, strings(1-1-1-1-1)
*持ち替え楽器、パーカッションの具体的な楽器や内部奏法、特殊奏法の使用可否はお問合せ下さい。