指揮:久石譲
管弦楽:Future Orchestra Classics
ヴィオラ:アントワン・タメスティ
コンサートマスター:近藤薫
シューベルト:交響曲第8番 ロ短調 D759《未完成》
シューベルト:交響曲第9番 ハ長調 D944《ザ・グレート》
久石譲:Viola Saga
※曲目・曲順は変更になる可能性がありますのでご了承ください。
全席指定 7,500円(税込)
※注意事項※
チケット流通センターなどのインターネットサイト・実店舗など購入経路を問わず、本公演は営利目的で転売されたチケットではご入場できません。
※未就学児入場不可
2023年3月25日(土)10:00〜
2023年3月12日(日)12:00〜3月21日(火)18:00
2023年2月28日(火)12:00〜3月9日(木)18:00
企画:ワンダーシティ
主催:【東京公演】日本テレビ/読売新聞社/イープラス/ローソンチケット/第一通信社
【長野公演】テレビ信州
共催:一般財団法人長野市文化芸術振興財団
協賛:株式会社イオス コーポレーション/株式会社ワンダーシティ
運営:サンライズプロモーション東京
制作:プロマックス
「僕は作曲家として活動しながら、ある時期からオーケストラの指揮もするようになりました。そこでひとつの形に残したいと考えたのが、一人の作曲家の生涯の作品を通して、その作曲家が何を表現したかったのかを追求することでした」――。
近年は指揮者としての活動にも積極的な久石譲が作曲家の視点でクラシック曲の新たな魅力を引き出すシリーズ、それが「JOE HISAISHI FUTURE ORCHESTRA CLASSICS」。長野市芸術館で2016年から3年にわたり芸術監督を務め、日本の若手トッププレーヤーによる「ナガノ・チェンバー・オーケストラ」を結成した久石譲は“ベートーヴェンはロックだ!”のコンセプトで、ベートーヴェンの全交響曲を3年かけて指揮。かつてない現代的なアプローチで聴衆を熱狂させました。また、演奏をまとめたCD全集「ベートーヴェン:交響曲全集」も高い評価を受けています。
こうした活動を通して新しく生まれたのが本シリーズです。「ナガノ・チェンバー・オーケストラ」をベースに「Future Orchestra Classics」を新たに結成し、2019年7月に「Vol.1」を開催。久石譲ならではのアグレッシブな解釈でベートーヴェンの交響曲5番と7番を披露し、クラシックファンから若い聴衆まで熱い支持を得ました。2020年の「Vol.2」からはブラームスの交響曲ツィクルスに取り組み、推進力と躍動感にあふれる演奏で喝采を浴び、2022年の第4番で完結しました。
そして2023年7月。新たなステージへ突入する今回はシューベルトの「未完成」「ザ・グレート」に取り組みます。久石譲による現代曲を含むプログラムは、観客をニュークラシックという新しい体験へと導くことでしょう。
国立音楽大学在学中よりミニマル・ミュージックに興味を持ち、現代音楽の作曲家として出発。1981年「MKWAJU」を発表、翌1982年にファーストアルバム「INFORMATION」を発表し、ソロアーティストとして活動を開始。1984年の映画『風の谷のナウシカ』以降、宮崎駿監督作品の音楽を担当するほか、『HANA-BI』『おくりびと』『悪人』『かぐや姫の物語』『家族はつらいよ』シリーズ『海獣の子供』など、話題作の映画音楽を多数手掛け、日本アカデミー賞最優秀音楽賞、2009年紫綬褒章を受章するなど数々の賞を受賞。演奏活動においては、2004年、「新日本フィル・ワールド・ドリーム・オーケストラ(W.D.O.)」の音楽監督に就任。毎年海外公演を含むツアーを実施している。また2017年から「Joe Hisaishi Symphonic Concert: Music from the Studio Ghibli Films of Hayao Miyazaki」の世界ツアーをスタートし、パリ、メルボルン、ロサンゼルス、ニューヨークなどで開催し、大成功を収めている。近年は、ホルン協奏曲「The Border」をはじめ「TRI-AD for Large Orchestra」「THE EAST LAND SYMPHONY」「ad Universum」などの作品づくりにも意欲的だ。また国内のみならず、香港フィルハーモニー管弦楽団、台湾国家交響楽団、ロンドン交響楽団、メルボルン交響楽団、アメリカ交響楽団など海外の一流オーケストラを指揮。2014年より、久石譲プロデュースによる世界の最先端の”現代の音楽”を紹介するコンサート・シリーズ「MUSIC FUTURE」を始動。2018年の「Vol.5」では、作曲家デヴィット・ラング氏との競演が実現。東京公演のみならず、カーネギー・ザンケルホールでのニューヨーク公演はスタンディングオベーションで大きな話題をよんだ。さらに2019年7月には、新たなプロジェクトとして「フューチャー・オーケストラ・クラシックス(FOC)」をスタートさせ、「久石譲 ベートーヴェン:交響曲全集」をリリースし、2019年度第57回レコード・アカデミー賞特別部門特別賞を受賞。2020年からはブラームス全曲演奏が予定されている。作曲家として”現代(いま)の音楽”を伝える活動も精力的に行っている。
オフィシャルサイト http://joehisaishi.com/
ヴィオラスペース音楽祭:共同芸術監督 / ポツダム室内アカデミー:アーティスト・イン・レジデンス / ロンドン交響楽団:LSO アーテイスト・ポートレイト
パリ生まれ。ジャン・スレム、ジェシー・レヴァイン、タベア・ツィンマーマンに師事。ミュンヘンARD国際コンクールやウィリアム・プリムローズ・コンクールで1位を獲得。ヤング・コンサート・アーティスツ(YCA)国際オーディションズ、BBCラジオ3のニュー・ジェネレーション・アーティスト・スキーム、ボルレッティ=ブイトーニ・トラスト賞、そして2008年のクレディ・スイス・ヤング・アーティスト賞などを受賞。
現在、世界で最も偉大なヴィオリストと称され、ソリスト、リサイタリスト、そして室内楽奏者としても高い評価を獲得。比類のないテクニックと深い芸術性をもつ音楽家であることに加え、美しく、豊で深みのある、磨きぬかれた質の高い音色で知られる。またバロックから現代曲までの幅広いレパートリーを持ち、多数の世界初演作品の演奏と録音を行っている。
2019年に久石譲の呼び掛けのもと新たな名称で再スタートを切ったオーケストラ。2016年から長野市芸術館を本拠地として活動していた元ナガノ・チェンバー・オーケストラ(NCO)を母体とし、国内外で活躍する若手トップクラスの演奏家たちが集結。作曲家・久石譲ならではの視点で分析したリズムを重視した演奏は、推進力と活力に溢れ、革新的なアプローチでクラシック音楽を現代に蘇らせる。久石作品を含む「現代の音楽」を織り交ぜたプログラムが好評を博している。2016年から3年をかけ、ベートーヴェンの交響曲全曲演奏に取り組む。2019年7月発売した『ベートーヴェン:交響曲全集』が第57回レコード・アカデミー賞特別部門特別賞を受賞。日本から世界へ発信するオーケストラとしての展開を目指している。