指揮:久石 譲
室内楽:Music Future Band
バンドマスター:西江辰郎
ニコ・ミューリー:Step Team
ブライス・デスナー:Murder Ballades for Chamber Ensemble
アルヴォ・ペルト:Fratres for Violin and Piano
レポ・スメラ:1981 from “Two pieces from the year 1981”
久石譲:2 Dances for Large Ensemble
※曲目・曲順は変更になる可能性がありますのでご了承ください。
全席指定 6,900円(税込)
※未就学児入場不可
8月8日(土)10:00~
企画:ワンダーシティ
主催:日本テレビ / 読売新聞社 / イープラス / ローソンチケット / 第一通信社
制作:プロマックス
運営:サンライズプロモーション東京
久石譲は学生時代にミニマル・ミュージックに興味を持ち、現代音楽作曲家として活動を開始しました。これまで30年以上にわたり数多くの映画音楽を手がけ、近年は指揮者としても活動していますが、その間も、自身のルーツであるミニマル・ミュージックの作曲を続けてきました。
2014年、久石が現代の優れた音楽を紹介すべく立ち上げたコンサート・シリーズが“MUSIC FUTURE”です。ミニマリストならではの視点で最先端の音楽をセレクトし、欧米で高い評価を受けながらも日本では演奏機会の少ない作曲家を紹介していくという、他に類を見ない斬新なプロジェクトとして始まりました。
2014年「Vol.1」では、久石のミニマル作品の新作2曲に加え、久石が強いシンパシーを感じている「ホーリー・ミニマリズム(聖なるミニマリズム)」の作曲家アルヴォ・ペルトとヘンリク・グレツキの作品、そして若い世代を中心に近年注目を集めているジャンル「ポストクラシカル」の注目作曲家ニコ・ミューリーの作品を演奏しました。続く2015年の「Vol.2」では、スティーヴ・ライヒの「エイト・ラインズ」やジョン・アダムズの「室内交響曲」、そして久石による単旋律をコンセプトにした「Single Track Music 1 for 4 Saxophones & Percussion」や6弦のエレクトリック・ヴァイオリンのために書き下ろした「室内交響曲」を披露しました。2016年の「Vol.3」では、ピューリッツァー賞(音楽部門)受賞により世界が注目している作曲家のデヴィット・ラングの楽曲や、アルノルト・シェーンベルクの「室内交響曲第1番」を演奏し話題となりました。2017年の「Vol.4」ではガブリエル・プロコフィエフの「弦楽四重奏曲第2番」、久石の書き下ろしでバンドネオン奏者の三浦一馬が演奏する「室内交響曲第2番《The Black Fireworks》」をはじめとする意欲的なプログラムで”明日のため届けたい音楽”を探りました。2018年の「Vol.5」は、ソリストにマヤ・バイザー(チェロ)とモーリー・ネッター(ソプラノ)を迎え、久石と親交のあるデヴィット・ラングとの夢の競演で、東京だけでなくニューヨーク公演も成功させました。そして2019年の「Vol.6」は世界的に活躍するピアノ・デュオ、滑川真希とデニス・ラッセル・デイヴィスを迎え、久石による書き下ろし曲を披露したほか、フィリップ・グラス「Piano Sonata」を日本初演。2020年の「Vol.7」はコロナ禍の中、来日が叶わなかったニコ・ミューリーの楽曲を披露し、シリーズ初のライブ配信も実施しました。進化し続ける“MUSIC FUTURE”を今年もお聴き逃しなく。
国立音楽大学在学中よりミニマル・ミュージックに興味を持ち、現代音楽の作曲家として出発。1981年「MKWAJU」を発表、翌1982年にファーストアルバム「INFORMATION」を発表し、ソロアーティストとして活動を開始。1984年の映画『風の谷のナウシカ』以降、宮崎駿監督作品の音楽を担当するほか、『HANA-BI』『おくりびと』『悪人』『かぐや姫の物語』『家族はつらいよ』シリーズ『海獣の子供』など、話題作の映画音楽を多数手掛け、日本アカデミー賞最優秀音楽賞、2009年紫綬褒章を受章するなど数々の賞を受賞。演奏活動においては、2004年、「新日本フィル・ワールド・ドリーム・オーケストラ(W.D.O.)」の音楽監督に就任。毎年海外公演を含むツアーを実施している。また2017年から「Joe Hisaishi Symphonic Concert: Music from the Studio Ghibli Films of Hayao Miyazaki」の世界ツアーをスタートし、パリ、メルボルン、ロサンゼルス、ニューヨークなどで開催し、大成功を収めている。近年は、ホルン協奏曲「The Border」をはじめ「TRI-AD for Large Orchestra」「THE EAST LAND SYMPHONY」「ad Universum」などの作品づくりにも意欲的だ。また国内のみならず、香港フィルハーモニー管弦楽団、台湾国家交響楽団、ロンドン交響楽団、メルボルン交響楽団、アメリカ交響楽団など海外の一流オーケストラを指揮。2014年より、久石譲プロデュースによる世界の最先端の”現代の音楽”を紹介するコンサート・シリーズ「MUSIC FUTURE」を始動。2018年の「Vol.5」では、作曲家デヴィット・ラング氏との競演が実現。東京公演のみならず、カーネギー・ザンケルホールでのニューヨーク公演はスタンディングオベーションで大きな話題をよんだ。さらに2019年7月には、新たなプロジェクトとして「フューチャー・オーケストラ・クラシックス(FOC)」をスタートさせ、「久石譲 ベートーヴェン:交響曲全集」をリリースし、2019年度第57回レコード・アカデミー賞特別部門特別賞を受賞。2020年からはブラームス全曲演奏が予定されている。作曲家として”現代(いま)の音楽”を伝える活動も精力的に行っている。
オフィシャルサイト http://www.joehisaishi.com/